結局その後・・・
さっきの女子高生に教えてもらって夕くんのバイト先に・・・
レッツゴー!
と思ったら・・・
銭湯を出たところで・・・
上川士幌にバッタリ!
「話がある。」
「私はありません。」
「・・・俺があるんだ。」
「じゃあ言えば。」
「ここじゃ言えない。」
私とやつの不穏な空気に
「みのりちゃん・・・どうしたの?士幌くん話があるって。」
「私は話すことなんてなんにもないし。」
「士幌くんみのりちゃんと二人で話したいの?」
「ああ・・ちょっと。」
分かった!というように妹ほのかが、
「じゃあ、私先帰るね!」
私の手から車のキーを奪い取って行った。
「ちょ、ちょっと!ほのか!」
「帰りは士幌くん送ってあげてね。」
車の窓から手を振って・・・
「後はよろしくね~。」
と・・・勝手に誤解して・・・
帰ってしまったのだった。

