絶対やせてやる!


「上川士幌ね。年下のくせに生意気なやつ。」

「イケメンだけどね。」

「自分がちょっとカッコイイからって、自惚れてんじゃない?女を馬鹿にしてさあ。」

「女じゃなくてデブを・・・ってゆうか・・・みのりちゃんに冷たいよね。」

「デブデブって・・・デブって言葉嫌い!」

「だからあ~・・・」

「分ってる・・・やせますって・・・。」


まだ、寝転がったままの私を妹が上から見下ろして、


「分ってないよね。みのりちゃん。」


腕組みしてまた仁王立ち。


「はい・・・失礼しました。」


慌てて起き上がり・・・腹筋開始!


「腹筋割れるまで頑張って!」

「女がそんなになるか!」

「なるってほら。」


妹ほのかが、ちょっとTシャツをめくって贅肉の付いてないお腹を見せた。


ギョッ!

目玉が飛び出るところだった・・・本当に・・・。



「ど、どうしてあんた・・・腹筋割れてんの?」

「昔っからだよ。」

「こ・・・怖いよ。」



ほのかって・・・女じゃなかったっけ?