絶対やせてやる!

「美味しかったね。」

「だね。山菜。」

「うん。お肉もね。」

「それは、ほのかだけね。」

「ダイエットなんだからしょうがないね。
みのりちゃん。」


はい・・・分ってます。。。。

肝に銘じなきゃ・・・

私はダイエット中!



見ると妹は、また、ポテトチップスを食べ始めていた。

「よく飽きないよね。」

「うん!これ昨日コンビニで見つけた限定ポテチ。食べる?」


袋を人の顔の前で振りながら何故か踊ってる妹ほのか。

「ムカつくー!」

「ダイエット中だったね~。」

「分ってて聞くなー!」


靴下脱いで投げつけてやる。

もとソフト部のコントロールで見事命中!

「きゃ~!」


すごい形相で睨みながら、妹は遠くにポテトチップスと一緒に逃げて行った。


ったく・・・やってらんない。


車から降ろしてきたムートンの長座布団の上に寝転ぶ。


「食べて寝ると太るよ。ってもう太ってるか。」

「うるさい!」

「どうせ寝ころぶなら腹筋でもすれば?」

「あ、そうかあ。って・・・疲れるじゃん。」

「疲れなきゃやせないよぉ~。」

「疲れたってやせないよぉ~。」

「ばか!みのりちゃんやせる気あるの?」

「ある・・・多少。」

「多少って・・・何しにここに来たわけ?」

「さあ?」


だって・・・疲れちゃったんだもん・・・。