「いいわよ!今度イケメンエリート支店長をみんなに紹介してあげる!」
「本当ですか?」
新くんが興味ありって感じで言った。
別に新くんにはあんまり関係ないと思うんだけど・・・
「会ってビックリしないでね。」
「そうだよね。『オタク』だしねえ~」
はっ・・・・
そうだった・・・・
やつは『オタクくん』だったんだ・・・
外見がなんだろうと・・・
うん?それ以前に大事なことを忘れてる気がする・・・
そうだ!私付き合うつもりなんて無いんだった・・・。
ガ~~~~~ン
自分の言動に落ち込むしかない。
これじゃあ、付き合うことになったと宣言したようなものじゃないの。
「みのりちゃんにも春じゃないけど熱~い夏が来たってことだね。」
「・・・・。」
「どうしたの?みのりちゃん?」
「・・・・どうもこうも・・・ないよ。」
今さら付き合わないとも言えないし・・・。
外見はすごくタイプに入るんだけどねえ~。
中身を知らなければ・・・
「とゆ~わけで
みのりちゃんに彼氏誕生を祝って、
カンパ~イ!」
食事の時に勝手にそんなことになってしまっていた。
どうする?これから・・・。

