絶対やせてやる!

なに?なに?それはなに?

ずる~い!抜けがけ?


ちょっとムッとしながらも

「バイバイ!」

そう言った私に、

「じゃあな。」

とだけ士幌は言った。



それだけ?それだけなの?



ちょっと片手を上げると士幌は何の躊躇いも無く車を出したのだった。



あっと言う間に遠ざかって行く・・・。



これっきり・・・



ポケットに手を入れた。

士幌に貰った貝が手に触れた。


思い出だけ・・・


他に何も無かった。



もう・・・会うことも無いんだよね。


やせた私を・・・見てほしかったのに~!


ちょっと思った。


早く・・・やせとけばよかった・・・。。。。


多分・・・士幌の思い出の片隅にすら・・・



デブの私じゃ残らない?