誰かわからなかった私には、

イケメンなんぞ関係ない。
兄貴の友達なんぞ関係ない。



あの行動は不審者だ。あるいはストーカー。






私のグーパンが綺麗に変態の鳩尾に入り、

「ぐはっ、」

と言って倒れていった巨体変態野郎




隣にいたはずの兄貴は、

「おっせーぞ千夜、星那セナ」


すでにドアの目の前にいた