先輩のばーか






教室に近づいたとき、



「王子っ、私のお弁当食べてください!」



と言う兄貴の彼女ではない別の女子の可愛らしい声がした




最初は、お弁当が今手元にない兄貴にだと思ってて、

あいつ彼女いるくせに引き返してやろうか

なんて考えていた