さっきまでは雰囲気的にすごく我慢した。
私の言葉に先輩の眉間にシワがよった
今も雰囲気的には我慢するべきだったんだろう、うん。きっと、絶対。
「お願い先輩、正気に戻れ」
「………」
「今バイト中。私の鼻ピンチ。」
「…今人いない。」
私の鼻はスルーかこら
「誰のせいでバイトしてると思ってんすか」
拗ねる先輩を睨むと、悲しそうに上目遣いされた
ヤメロ。彼女に上目遣いをするな。イケメンが上目遣いをするな。
「頼まれたんなら最後までちゃんとやらないと」
兄貴のせいでも、先輩のせいでも、頼まれたからにはやるしかないし、途中放棄なんて許されない
可愛く懇願して、
なんてことはせずに、思いっきりガン飛ばして言うと、いやいや離れた先輩


