先輩のばーか






私が壁まで追い込まれたのをいいことに、すぐさま私の顔の横に両手をついた先輩




………





「…先輩。」


「なに?ちょこちゃん」



やけに整った顔で、私の顔を覗き込んでくる


イケメンの上目遣いはそれはそれはかわい、じゃなくて












「先輩、湿布臭いです」





さすがに私の鼻に限界がきた