つーか、
「…ちょこちゃん?」
はぁ?とでも言いそうな勢いを抑え、疑問になったことを聞く
「だって、千夜でしょ?だからちょこちゃん」
語尾に♡でもつきそうな声と喋り方に正直吐き気がしたのは今でもはっきり覚えてる
「………チッ」
「えっ!?舌打ち!?」
こんな変態に名前が知られてるなんて…屈辱
とりあえずさっさと兄貴のとこに向かわないと後でなにされるかわからないので、
「…行きましょ」
「!!、うんっ!!」
さっき声をかけてくれたこの変態を無視するのは失礼かなと思い声をかけたが、
かける必要なかったなと思うまで約1秒
とてつもない笑顔で頷かれ、自分の心の汚さがすこし霞んだ


