「 ……あんたでも笑うんだね 」
「 悪魔だと思ってんだろ、顔だけで判断するからだろ 」
「 それって自分の顔がいいって言ってるの?だったら最悪…… 」
イケメンだけど自分で認めるってどうなの?
「 ん…… 」
つい、おいしいからと食べたリンゴ。
案の定、胃が驚いたのが吐き気を催す。
「 ちょっと、ごめん… 」
急いでトイレへ駆け込み吐いた。
碧斗の優しさを吐いてしまったと感じた。
トイレから出て碧斗に謝るが、洗面所へと押しやられた。
気づいた着ている服の事、うがいして碧斗にまたベッドに寝かされて何も言えない。
「 ……聞いてもいい?」
「 何 」
「 服、あの…… 」
脱がした? よねぇ……
「 仕方ないだろ、諦めて着てろ 」
じゃ やっぱり、このシャツって……
急に恥ずかしさと照れが押し寄せて来た。
布団にもぐり、改めてまた気づく。
自分の布団でもなく、部屋も違うと。
なんで私がこの部屋で寝てたの?
どうなって、こうなったわけ!?



