ドレスを着た日から数日後、母から連絡が来た。
写真は衣装館で撮ったもので参考にはなったが写真パネルにもしたいため教会へ行きたいと言ってきた。
滉か次は教会がいいと言っていたのを思い出した。
そして……
「 え、碧斗来られないの!なんで?」
「 課題があるんだよ、まだ途中だから仕上げないとダメなんだ 」
嘘… 碧斗がいないのに教会?
しかも滉君と二人で…… そんなぁ
「 悪い、伊織。今回は滉と“ごっこ”してこいよ 」
ごっこって……
遊んで来いって?
ウェディングドレスにパネルだよ、遊んでられますかっての!
「 はぁ…… 」
碧斗に来てほしかった……
「 伊織~ そんなに俺にいてほしかった?」
「 当たり前でしょ!何よ、課題くらいしっかりやんなさいよ、教会なのに…… 何よっ 」
プリプリ怒る私に碧斗は何かを考えていたが、クスッと笑い私の腕を引っ張った。
「 …わっ!」
あ、膝に座っちゃった。
「 ん 」
ん?
「 ほら、早く 」
「 何を?」
「 首、特別に貸してやる 」
は?



