幸哉と未沙の邪魔をしないように話しかけないようにした。
「 さっきお母さんが写メくれたの、見る?」
そうやって写真を碧斗と滉に見せていた頃……
母も父の事務所で写真をパソコンにアップし二人で見ていた。
ただ撮っていただけではなく、ひとつひとつの表情から撮っていた。
父の目を惹き付けたのは伊織のドレス姿。
そして碧斗が伊織へと歩み寄る姿から最後に二人の笑顔が写る写真。
何枚もある二人の写真を見ていた。
「 三花さん、碧斗の幸せがわかった気がするよ。ありがとう 」
「 あら、同じ事言ってる。 私達はほんとに幸せね、辰己さん 」
碧斗の父、辰己の肩に手を添える伊織の母、三花のその手に手を重ねて写真をまた見る。
ファミレスでは、私の注文したビーフシチューハンバーグを食べていると、滉が悔しそうに話す。
「 碧斗、お前がカッコいいって再認識したわ、いや~ 負けた 」
「 滉君もカッコ良かったよ 」
「 伊織ちゃん、ほんとに?」
「 滉も似合ってたぞ、馬子にも衣装ってやつだ 」
「 ひでぇな、碧斗~ 」
碧斗では、滉君からかうの好きだよね。
「 伊織ちゃん今度は教会とかいいよな 」
え、教会?
「 伊織の隣には立たせない 」
ほらまた…… ドキドキさせてずるいよ。
期待しちゃうから。



