ファミレスに入って好きな物を注文する。
ふと思い出す、彩膳の店員の幸哉と未沙。
ここで会ったと、二人が恋人だと知った。
それを思い出していた時、目の錯覚か似た二人が店員に案内されて来る。
「 あれ… なぁ碧斗、見ろよ 」
あー、見ちゃダメかも!
「 幸哉?」
「 だよな、幸哉だ。おい、幸… 」
滉が幸哉を呼ぼうとして、手を上げたが下げた。
なぜなら幸哉といるのが未沙で、手を繋いでいたから。
さらに案内されて来た席は私たちの前の席で、幸哉と未沙も当然気づいた。
「 お前ら…… 」
「 やだ、嘘…… 」
あちゃ~、バレた。
私のせいではないからね。
「 幸哉も未沙も、規則違反してたんだな 」
「 滉君、それ意地悪だよ 」
「 滉、規則違反とかお前が言うな 」
「 なんだよ~ 羨ましいから言っただけだ 」
滉君てば……
幸哉と未沙は二人で苦笑していた。
そして、出来れば黙っててほしいと。



