耳から熱くなり、囁きのせいで顔までが赤くなる。
「 何照れてんだ? 今さらだろ 」
「 今さらって何よ!」
「 怒るな、せっかく綺麗なんだから 」
碧斗には敵わない。
この姿だからか、よけいに敵わない。
「 伊織!幸せな顔を見せて、笑って!」
母に言われて、碧斗と見合って笑顔。
母と滉へ笑顔を。
「 滉君、娘の幸せがわかった気がするわ 」
母は何がわかったのか、滉は首を傾げながらも私と碧斗へ手を振っていた。
最後は三人での記念写真。
母は満足したようで、ドレスを決めてレンタルした。
私が着たドレスと、碧斗が着たタキシードを。
母は先に帰宅し、私たち三人は食事へ。
途中、母からラインが、写真も添付されていた。
お母さん、ありがとね。
碧斗と滉君と、いい思い出が出来たよ。



