いくつものドレスを見ては着てを繰り返し、母に見せる。
私が選ぶドレスが飾れるとあれば慎重になる。
「 ん~ どれも似合うけど…… 滉君と並んで見る方がいいわね 」
母が滉を呼ぶと着替え中で、来たのが碧斗だった。
「 伊織、碧斗君よ、見てみて~ 」
わぁ…… カッコいい……
どうしよう、すごく… 似合ってる。
私が照れるよ。
「 伊織、あんたが照れないで。あら、碧斗君も…… もうお互い見ないと!」
母に強引に距離を埋められ、並ぶ。
「 いいわね、すごく… なんだか、もう涙出そうよ 」
お母さん……
母が写真を撮るからと、見つめ合ってくれと言われて私の視線は下へ。
碧斗はそんな私を見ていた。
「 次!着替えてきて、まだ見るから 」
まだ!? お母さん、勘弁して……



