ぬくぬくと暖かい腕の中でまた、眠りが近づいてきて、鳴り出したスマホ着信音。
私はビクッとし、碧斗は舌打ち。
明らかに碧斗のスマホが鳴っている。
出ないと切れてまた鳴り出すため、滉だなと確信。
「 やっぱりか 」
碧斗は電話に出た。
『 碧斗~ 何で休んだ?』
「 家に呼ばれたからだろ 」
『 あ、そうだった 』
「 今忙しいから切るぞ 」
『 なんかいつもより優しいぞ?伊織ちゃんそこに… 』
プツ、と電話を切って床にポイッと投げる碧斗がまた私が出ないよう捕まえた。
「 滉君に焼肉の事話せば良かったんじゃない?」
「 滉はいいから、俺に集中してろ 」
碧斗のちょっとした笑みがまた、甘さ漂わせてどうにも釣られてしまう。
「 夜が好きになりそうだ 」
「 どうして?」
「 こうやって伊織を抱いてられる、どんだけたまんないかわかんねぇだろ 」
腕の中で碧斗を見つめれば頬笑み返され、優しく触れる唇……
「 私、碧斗の唇好き 」
「 じゃあ 食べられてやるから、お前の唇食べさせて 」
夜に交わすキスがとても素敵で、ドキドキに押し潰されそう。



