例えば、XXとか。


母が勘違いをした所に碧斗が。



「 碧斗君の友達が伊織の彼氏だなんて、いいわねぇ すごくカッコいいし、滉君 伊織をよろしく 」



あ~……… 完全なる勘違いを碧斗は呆れて言葉がない。

さらには不機嫌が増した。


私は私で項垂れる。

滉は苦笑。



「 ねぇお母さん、私に用があるんじゃないの?」

「 あ、そうそう。でもいいわ、彼氏といたいでしょ 」

「 だから、違うってば 」

「 恥ずかしがらなくても… いつかは連れてきたでしょ。あ、夜は二人で家に来て、久しぶりにみんなでご飯しましょ 」



あ~ 否定が否定になんない。



母はニコニコして行ってしまった。

そして微妙すぎる空気が……

重い。



「 あの、私やっぱり… ごめん!」



一目散にマンションへ引き返す。



どうしよう、碧斗また機嫌が……

お母さんもなんで滉君を彼氏って決めつけたかなぁ

もう、どうしよう!!