バイト中の私と菜月。
そこへ利香が顔を出しに来た。
「 伊織おはよ、なんか暇だね~ 」
「 今はまだね、開店したばっかだもん 」
「 あれ、利香 」
在庫商品を持ちながら利香と菜月と話す。
私と菜月が碧斗のバイト先、彩膳に行った話をしたせいか、行きたいと言う利香。
さすがに参り、嫌だと断る。
翌日まで行って会いたくはない……
でも、菜月と行って利香とは行ってないのが利香には悔しいようで力説された。
「 伊織はいいよ、毎日イケメン見てるから飽きるだろうけど、私なんか… いつも腹の出たジジィ相手ばっかだよ!
たまにはさ~ キラキラ反射するイケメンに救われたいって思うじゃん……
イケメンをゲットしたいわけじゃないし、見たいだけ、ね! 伊織、菜月 」
絶対、嘘だ!
私と菜月は内心そう思った。
なんたって、利香は黙ってれば普通に美人だから。
髪型や服装、それによっても綺麗に変わる。
なのに、ちょっとガサツな面があり綺麗なだけじゃダメと本人もわかってる。
「 利香、私ちょっと小遣いが… だから二人で行ってきたら?」
なんて言って逃げてみる……
「 それは大丈夫!私がおごるから。ね、何時に終わる?予約しとくからさ 」
結果、3人で行く事になってしまった。



