「ふぅ…ごくらくごくらく」



家に帰ってきて入浴中の今も、水瀬くんのことが頭から離れなかった。



なんか水瀬くんと会ってから色んなことがあり過ぎて、頭が着いていかない…。



お姫様抱っこされたことも未だに夢みたいで、信じられないし…



『いや俺は別に』って照れくさそうに言うのも反則過ぎるし…



思い出すたったそれだけで、顔がニヤけちゃうなんて。



私、かなりの重症じゃ…。



誤魔化すようにお湯を顔にパシャパシャとかける。



お風呂でのぼせてるのか、水瀬くんでのぼせてるのか、分からなくなってきちゃった…。



「ハァ……」



大好き過ぎて胸が心が苦しいです。



これが恋なのでしょうか…神様。