「永絆ばっかりズルいー、私もイケメンに優しくされたいー」
「なっちゃんクラスの男の子に人気すごくあるよっ?」
「あー…クラスの男子じゃ意味無いの。クラスの男子じゃねー」
「ちょっ…なっちゃん聞こえて!」
ちょうど机の近くを通った渡辺くんと目が合って、苦笑い…。
き、気まずいー…。
「なっちゃん中庭に行こっ!!」
「え、いいけど…随分と急ね」
なっちゃんの腕を掴み、お弁当を持ちながら中庭に向かった。
今日は晴れてて、お昼には絶好のお天気日より。
そ、それに渡辺くんと今過ごすのは…
非常に気まず過ぎるー…!



