自分の席に座りながら、なっちゃんの耳元で、こっそりと水瀬くんと電車で会った出来事を話した。
一目惚れした…ということも。
「ちょっとー!水瀬くん性格まで完璧だし!容姿も超レベル高いじゃん!!?」
「わぁー…なっちゃん落ち着いて!地味に痛い…(笑)」
思いっきり、肩をバシバシと数回ほど叩かれる。
なっちゃんがイケメン好きだってこと、すっかり忘れてた…(笑)。
「イケメンと電車の設定……やるわね!羨ましいったら羨ましい」
「設定…?やる……?」
なっちゃんの言葉に首を傾げながらキョトンとなる。
まさか水瀬くんと接点があるなんて、初めて会うまで思ってなかったから、正直自分でも驚いちゃったしー…
それに好きで貧血になった訳じゃ無いよ、なっちゃん…(笑)。



