薄らと目を開かせると保健室の真っ白な天井が見える。 どのくらい眠っていたんだろう…私。 あれから、かなりぐっすりと眠っていた気がする。 さっきまで声がしたグラウンドも、いつの間にか今では車の音しか聞こえず静かだった。 横になっていた身体を起き上がらせると、タイミング良くカーテンが開く音がした。 「あら、白咲さん起きた?」 柔らかく微笑む保健室の先生と目が合う。