え、っと……あめ、だま?


しばらくぽかーんとしていると、誰かに飴玉を差し出されていることに気づく。



わぁ……!綺麗な顔した男の子だな……。



飴玉を差し出しながら目の前に立っていたのは、高校生らしき男の子だった。



まるで雪みたいに真っ白な透き通る素肌。

吸い込まれそうなキャラメル色の瞳。

羨む程に長く伸びた睫毛。

ほんのりピンク色に染まる唇が、妙に色っぽくて。



まっすぐ伸びたストレートな黒髪は、触れたら柔らかそうな程に細くて綺麗で。



スラッとしたその背丈は、170cm以上あったりするのかな…?



まさに完璧な容姿で“美少年”という言葉が、ピッタリ当てはまるくらいに綺麗な顔立ちをしていて、思わず見とれてしまう。