「もしかすると永絆のこと気になってるのかもね」
なっちゃんの言葉を聞いて、ふと水瀬くんの顔を浮かべる。
そうなの……かなっ?
でも、そうだったら嬉しいな!
少しでも水瀬くんのお近づきになれることが、私の今の目標でもあるから。
それには、まず。相手に興味を持ってもらわないと何も始まらないもんね!
新たなライバルも今日で、かなり増えちゃったし。
だから私永絆は、水瀬くんへのアプローチを出来るだけ頑張るのです。
「ほら、了解のポーズなんかしてないで、早く着替えちゃって!!」
「あ、そうだった…!」
でも今は早くジャージに着替えるのが先みたい。



