お昼休みに、なっちゃんを中庭に連れ出して水瀬くんのことを全て隠さずに打ち明けることにした。
「なるほどね…ありがとう永絆。ちゃんと話してくれて」
「ううん…私の方こそ、もっと早くなっちゃんに打ち明けるべきだったのに…」
話してる間ずっと、なっちゃんは相槌を打ちながら最後まで何も言わずに聞いてくれて…
なっちゃんの優しさを感じるばかりだった。
「水瀬くんに女の子かー…それは厄介なライバルね」
「うん…でも水瀬くん、その子のことが好きだったら私応援したいんだ」
「永絆アンタねぇ…どこまでお人好しな性格なのよ」



