ねぇ…水瀬くん。 「嘘つき……っ。」 本当は冷たい人なんかじゃないよ。 常にいつもそうやって、自分の気持ちを押し殺したり… わざと自ら人を避けて、冷たくしているようにしか見えないんだ…私には。 ずっとキミを遠くから毎日見てきたから、私知ってるよ? 笑う顔も。時々見せる悲しい顔も。 照れると耳が赤くなるところも全部。 私じゃ…水瀬くんの力にはなれないのかな? キミが出ていった化学室のドアをしばらく、ただじっと見つめていた__。