「よいしょ…1時間目は国語…国語と…」
私が座る窓側の一番後ろの席は、今の季節になるとヒーターが近いから、ぽかぽかして足元が暖かかった。
また春の季節になれば、窓の隙間から差し込む日光が入ってきて日向ぼっこが心地いい窓側の席は、クラスの皆からも人気の席みたいで狙ってる人も多いみたい。
でも確かに不思議と窓側って、なんだか落ち着くんだよね。
教室の窓から見える、何気ない景色を観察するのも飽きなかったりして。
「席につけー。ホームルームを始めるぞ」
いつの間にか、出席簿を手に持った先生が教壇の前に立っていた。
今から水瀬くんが入ってくるのかと思うだけで、ソワソワと落ち着かない私。
大丈夫かな?ちゃんと身だしなみなってるよね…!