そっか…失くしたんじゃ無かったんだね。 無事にストラップは返ってきたけれど、ちょっぴり複雑な気持ちだ。 「そして、そのままグラウンドの隅に捨ててた。本当はこんなこと白咲さんに言いたくなかったんだ…今みたいに傷つくこと分かってたから」 クールな水瀬くんの表情は、いつもより哀しい表情をしていた。 私のこと思って帰ろうって言ってくれたんだね…。 早く笑わなきゃ。 水瀬くんに迷惑はかけられない。 心配にさせないように私は笑った。