「……っ、」 手の拳を強く握りしめる。 どうして、もっと早く。 ストラップが無いことに気づかなかったんだろう……。 本当に馬鹿だ私…。 水瀬くんにばかり浮かれて、何かによってストラップが落ちていつの間にか失くしてしまったりする万が一のことを考えていなかった。 前にも経験したことがあるんだ。