せめて私の前では、強がらないで我慢しなくても大丈夫だよって。 言いたいのに何も言えず、水瀬くんをただ見つめることしか出来ない。 本当なら、今すぐ抱きしめてあげたい。 でも……私はただのクラスメイトだから出来ない。 「なんかごめん。俺の家庭内事情とか、どうでもいいよね」 「ううん…そんなこと……」 イルミネーションを見つめる水瀬くんの悲しげな背中が、また胸を切なくさせる。 水瀬くん…… 全部一人で抱え込まなくていいんだよ…? 私、水瀬くんの力になりたいです…。