「新婚さん……」 ほほ染めてる場合じゃねーよ、莉音。 お前ほんと肝が据わってんな。 突然窓から不審者が入ってきたのに照れてる場合かよ。 「始めていいよ? 僕のことは気にせずにさぁ」 「なにをだ、なにを」 「まさかまだチュウもしてないっていうんじゃないよね……?」 目を見開いているアマリ。