ブラックサンタクロース



「んー? なに」

「ミカエルくんは」

「誰それ」

「……Xの名前」

「はぁ? なにつけてんの。ぜんっぜん似合わないし」

「あの夜。トドメ、させなかったんですか」


わたしの質問に

アマリさんが、顔を歪める。


「……だったらなに。笑うわけ」

「笑ったりしません。社長さん。どうなったんですか」

「ちょっとは遠慮したら。ズカズカと――」

「知りたいので」


あなたの心を。


「…………リョウコは。生きてる」