暗い闇が私を包む。


でも、私はそこで私じゃなくなる。
私は、別の私に出会う。


別の私はもう死んでいて、今の私は、今から死ぬの。


だから、人数的には変わりない。


一人生き返って一人死ぬ。


これが、私の望んだ最期。


私にはこういう最期が似合ってる。


もう、誰にもわかってもらえないけれど、私にはそれでいい。


また、別の私が死んだ時に私は生き返る。


そうやって過ごしていけば、命はなくならない。


別の私、別の私が命をつなげて行ってくれる。


だから、大丈夫。


これでお別れじゃないんだ。


私は今から、別の私として生きます。


『最初の私が私だとは限らないんだ』












私は、殺人推薦者。




殺となる。