「そうなると、今の1組に足りないものをつけば、いける気がするのですけれど?」

ナイスすぎる…!

「うん、そうだな。足りないものとは…。」





「今まで、話していたことが本当なら、いいんじゃない?」
「湊くん、何を言っているんです?」


「推測があっているかどうか聞くんでしょ?
間違ってたら、吐いて貰うんならさ。
存在ー、とか。
言うんならさ、銃刀法違反、とかどう?」





…!
そうか。
この世界では、現実の法令が使えるんだ。
なら、論破、とはいかないけど。
アイツらにとって、犯罪は人生の大きな汚点だからな。


いい線いけるかもしれない。



「じゃあ、その方法で行こう。
今回、先陣は秋斗に切ってもらう。
そして、その次に真希とともか。
その後に湊と、私以外のみんな。
私は、もしもの時に出るだけで充分だから。」





「…ねぇ?なんでわたしが3番目なの?」



「なんだよ、若葉。お前何も案を出していないくせに!」
「秋斗、うるさいんだけど。私だってね、人をいたぶりたいの。
この世界でしかできないのよ?だったら、やるしかないじゃないの。」



自己中すぎて、死んで欲しい。
…おっと、言い過ぎだな。



「じゃあ、2番目のところでいいよ。
真希、ともか。いいか?」



「私は別に構わないわ。」
「私も。」


「それじゃ、行くか。」