8組は誰も何も言わなかった。



「ハッ、あれ、誰も言わないの?なら、俺らの勝ちってことで?
自ら負けを認めると。分かった。」

俺は、声を張り上げた。

「メキルマー!処刑準備してー!」


「…うるさいなぁ。そういうのは、こちらで判断するからいいの!
8組を処刑するでいいの?」

「ああ。構わない。本人達は何も言わないみたいだから。」


「はぁーい!じゃあ、処刑準備!今回は…






















荻野若菜ちゃん!処刑の仕方を決めていーよー!」



は…?何で俺じゃないんだ?
「本当はー、村雨湊くんだけどー、彼に選ばせるととんでもないことになるから。
さぁさ!若菜ちゃん、決めちゃってー!」



「え…でも…」

何で俺じゃない!とんでもないこと?



「私は…、痛めつけて殺したいかなぁ?」


キャハハッと若菜が笑う。

「若菜…?お前…」

「私だって言い忘れてたけど、私人をいたぶるのだぁい好きなんだよ!
これは、素だからねぇー?」






嘘、だろ?
何でコイツまで…。






「とりあえずー!8組の処刑と、6組の処刑が決まったよー!」


6組!?
何故…


「そう、8組と5組の子には言ってなかったかな?
相川ちゃんが殺されちゃったあと、4組が6組を指名して、君たちよりも先に殺しちゃったんだよー!
だから、同時に処刑するねー!」



いくらなんでも、言わなさすぎだろ…




「じゃあ、みんな教室に戻ってね!そしたら、開始するよー!」



俺たちは、自分達の教室へ戻った。




「それじゃあ!処刑ーー、開始!」