「…若菜。ごめんな。お前の友達を殺してしまって…」
若菜は、ブンブンと首を横に振った。

「……悲しいのは、事実だけどっ…私は…!さくらの分まで生きるっ…、」

若菜は、嗚咽を漏らしながら、自分の命を重く受け止めたようだった。

「…もし、ムカついたのなら俺を殺してくれよ?
…覚悟はできてるからな。」
俺は、若菜の頭をポンっと柔らかく叩き慰めた。


ま、俺にはそんな覚悟は微塵もないんだけどな。



「…とりあえず。犯人は分かった。ビアンカと奈帆。こいつらだ。今から、突きつけたり論破するけど…
みんないけるか…?」

みんなは首を縦に振ってくれた。
「…私はサポートするよっ!…演劇部の力を使って、演じるね!」


「分かった。じゃあ、つきつけにいこうか。」


俺たちは、城ノ内を廊下に残し8組の教室の中へ入った。