「さくら、私はビアンカが怪しいと思うの。だって、あの同様の仕方。なんだか、後ろめたいことでもあったのかなって、思った。」

たしかに、その線は間違ってないと思う。
だが、もう一人なんだ。問題は。

「私も、ビアンカは主犯だと思っているけど…だめ。
もう一人が分からない…裏切り者の容疑者が多い。
もしかして、のことも考えると全員怪しい。」


そう。このクラスは、Twiccher に登録している数が、遥かに多い。
クラス40人中、30人は登録しているのが分かっている。
ほかの10人は、登録している確認する術がない。
もしかしてのことも考えれば、全員が犯人になる。
何か、分かればいいのだが…








…!!
そうだ。その手があった。

俺は、相川の耳元で囁いた。
「今からお前は、コンピュータ室へ行ってこい。
このメモに俺のアカウントが書いてある。
そこから、入って俺のフォローから8組のやつを探し、現在でやっている人数を把握してこい。
そうすればいける。」


8組は団結が強いクラス、と聞いたことがあるしな。
こういう時に利用させてもらうのさ。


「…わかった。何か分かり次第戻ってくる!」


相川は、階段を降りていった。


「それじゃあ、相川がやってくれているうちに。
なるべく少なくしておいたほうがいいよね。
除外できそうな人はいる?」


13人で囲んでも、やはり案はでない…か?

「わ、私っ!!真冬ちゃんは、違うと思います…!
彼女、ネットバカというか…使えない人なんです!
だから、違うと思いますっ!」





まさかの人からの案だった。
メガネにおさげの髪。
通称:地味子 こと、河合百合がこの状況で、口を開くとは思ってもいなかった。




「河合さん、さんきゅ。
じゃあ、その子はなしってことにするよ?
河合さんから聞くに使えなさそうな子なら。
とりあえず、残りは38人だね。」


まだまだ先は遠そうだな…。