「ああ。構わない。こんなものなら、くれてやろう。
…ただし、負けたらの話だがな。」
俺はボイスレコーダーを廊下に投げた。
これくらいじゃ壊れないだろ。今の物じゃ。
たしかに、思えばそうだ。
放送主が人間とは限らない。
危ない。墓穴を掘るところだった。
しかし、この手がかりはいずれ、後に生きてくるだろう。
ささやかながら、俺からの楽しみのプレゼントだな。
8組には、少し痛い目を見てもらわないとな。
それに、今のうちに城ノ内の復讐を手伝えば、後から有利になりそうだしな。
さすがだな、俺。
「それじゃあ、始めようかな。色々言いたいこともあるしね。」
どうだ、城ノ内!!
「…ひとついいか。私は入らない、と言ったがとてもつまらない。
だからなぁ…少し遊ぼうじゃないか?
…例えばそう、クラス内の裏切り者を炙り出す、とかな。」
城ノ内が、そう言った。
嘘だろ…!?クラス内の裏切り者だと!?そんなの、俺しかいないじゃないか!
どう考えても!!
まさか…コイツは演技をしていながらもその役に入りきっていると言うのか!?
狂っている人ほど、なにかと勘が冴える。
もしかして、その可能性に賭けて、俺を指名しようとしてる!?
まさか…まさかな…
そんなの、されたら俺はもう!
終わりだ。
「…今それが関係あるのかな?」
「ああ。大いにある。8組には少なくとも2人の裏切り者が。
そして、我が5組の15人の中には、一人いる。
と、推測される。理由はまた後で述べよう。」
城ノ内は、そう言ってこちらを見た。
確実にバレている…!!
少なくとも、裏切ってはいないが俺の素がバレれば、もう俺は5組にはいれない。
あの場所は、俺にとって最高な場所なのに!?
……!!
いや、まてよ。
そうだ、もう3月か。
だったら、話が早い。
…俺は今ここで、5組を全員見捨てる!!
…ただし、負けたらの話だがな。」
俺はボイスレコーダーを廊下に投げた。
これくらいじゃ壊れないだろ。今の物じゃ。
たしかに、思えばそうだ。
放送主が人間とは限らない。
危ない。墓穴を掘るところだった。
しかし、この手がかりはいずれ、後に生きてくるだろう。
ささやかながら、俺からの楽しみのプレゼントだな。
8組には、少し痛い目を見てもらわないとな。
それに、今のうちに城ノ内の復讐を手伝えば、後から有利になりそうだしな。
さすがだな、俺。
「それじゃあ、始めようかな。色々言いたいこともあるしね。」
どうだ、城ノ内!!
「…ひとついいか。私は入らない、と言ったがとてもつまらない。
だからなぁ…少し遊ぼうじゃないか?
…例えばそう、クラス内の裏切り者を炙り出す、とかな。」
城ノ内が、そう言った。
嘘だろ…!?クラス内の裏切り者だと!?そんなの、俺しかいないじゃないか!
どう考えても!!
まさか…コイツは演技をしていながらもその役に入りきっていると言うのか!?
狂っている人ほど、なにかと勘が冴える。
もしかして、その可能性に賭けて、俺を指名しようとしてる!?
まさか…まさかな…
そんなの、されたら俺はもう!
終わりだ。
「…今それが関係あるのかな?」
「ああ。大いにある。8組には少なくとも2人の裏切り者が。
そして、我が5組の15人の中には、一人いる。
と、推測される。理由はまた後で述べよう。」
城ノ内は、そう言ってこちらを見た。
確実にバレている…!!
少なくとも、裏切ってはいないが俺の素がバレれば、もう俺は5組にはいれない。
あの場所は、俺にとって最高な場所なのに!?
……!!
いや、まてよ。
そうだ、もう3月か。
だったら、話が早い。
…俺は今ここで、5組を全員見捨てる!!
