「さて、1回目のゲームには勝てたな。」

…なんだろう。なんだか、いつもの私ではない気がする。
何かが、違うような…?


「ところで、次はどこを狙うんだ?」

「うーん、そうだなぁ…8く…「1組にしよーぜ!!」

私が言い終わらないうちに、でかい声が響く。


「おい、秋斗!話を聞けよ。」
「湊はうるせぇな。俺は、1組を狙いてぇ、つってんだよ。
大人しく言うこと聞けよ。」

なんだこいつ。
お前何様だと思ってるんだよ。

「じゃあ、分かれよう。8組を狙いたい人は狙えばいい。
好きな方につけばいい。そうすれば、どちらの意見も通るだろ?」

「…いいぜ、城ノ内。集まった人数で、一つのクラスを潰すのか…
ハハッ、滾る…滾るぞ…」

「じゃあ、好きな方につけ。」






結果は、私の方が私と湊を含め15人。
秋斗の方は、25人だった…


「ごめんなぁ?城ノ内ィ?俺がかっさらってしまってよ…」


大丈夫だ。問題ない。私は、一人だとしても、潰しにいくからな。