「や…八神くん…っ!?」 リーダーの震えた声がして、俯いた顔を慌てて上げた。 そこには今で見た事のない、悲しい顔をした八神蓮くんが立っていた。 飼い主に捨てられた子犬みたいに悲しい目で。 まさか…今の聞かれて、た……? 「何してるの?」 「いや…これは違っ…」 「俺に不満があるなら、直接言いなよ。関係ない葵ちゃんを巻き込まないで?」 いつもより喋るトーンが遥かに低い…。 もしかして…怒ってる?