「まな、大丈夫?」

不安そうに私の顔を覗く彼は高校生時代の先輩で

私の恋人の優先輩

私は熱がでてベットで寝ている

『は、い。せんぱい、せっかくの休みに、すみません』

「良いんだよ。俺から言ったことだし、恋人が熱が出たら看病するのは当たり前でしょ。」

『う、、。ありがとうございます。』

「はい。何か飲みたいものある?」

『水がほしいです。』

「分かった。」

彼は私の口の近くにペットボトルを持ってきてくれたが

頭痛がして起き上がれない

「無理か、、。じゃあ、のませるね。」

『えっ? んっ』

「ゴクッ」

口移しで水を飲ませてくる。

唇から伝わってくる生暖かい水は体温にすぐ馴染む

『んっはあっ。』

「どう?」

『美味しい、です。もっと』

「っ!良いよ。」

ゴクッ

『あり、がとうごさいます。』

『スゥー』

いつの間にか寝てしまった彼女

さっき、もっとと言われて驚いてしまった。

元気に起きたら今度は俺の番だからな

『チュッ』

愛しい彼女にキスを落とした。