『あや、起きてる?』

僕に背を向けて寝ている愛しい彼女あやに声を掛ける。

「んー?どぉしたの?」

嘘だけど

『眠くなくて、』

「そっかぁ。ふわぁぁ」

大きくあくびをして目から涙を出す様子すら愛しい

本題

『だからさ、』

「ん?」

『付き合って』

「なにに?」

『わかんない?』

『こういうこと』

彼女を抱きしめていた手をパジャマの中に入れる

「ひゃぁっ」

可愛い声で鳴くな 〜

『分かった?』

そう言いながら、彼女が弱い背中を人差し指でなぞっていく

「ゾクッ っー、んん。」

涙目になっちゃって可愛い

しかも、声を我慢してるなんて男にとっては堪んないよ。

でも、声は聞きたいな

『好きだよ。』

「わたひもっ あっんっ」

『引っかかったな』

そのまま空いた手を手で掴んで固定する

「ひゃめて」

『やだね。可愛いお前のせいだから』

『まだまだ夜は長いよ』

そのまま恥ずかしそうに頬を染める彼女にキスを落とす。

ほら、また赤くなった。