『いつき、、まだゲームしてるの?』

「あぁ、先に寝てて』」

『うん…』

彼女は、悲しそうに肩を落として去っていく。

俺は、ゲームなんて正直どうでもいいただ、

そういう彼女を見るのが好きなんだ。昔から、ね。



〜学生時代〜

『いっつー、あのさ、バレンタイン持って行っていい?』

「あー、、。」

『やっぱり、お返しが面倒?』

「うん。その気持ちだけ受け取っておくよ。」

『そっか。ありがとう』

バン

ドアを閉めて彼女が走った先は彼女の親友

俺のことを酷いとでも言っているのだろう。

だが、そんなことはどうでもいい。

これも計画



IN LINE

「副会長おめでとう」

『ありがとう!』

『いっつーが応援してくれたからだよ。』

「演説も本当に凄かったよ」

『いっつーにそう言ってもらえると凄く嬉しい』

「そう?なら良かった」


よし、。

いつもは彼女からLINEが来るだけ。

俺から送るのは本当に稀。こんな俺を好きな彼女だけど、これで確定。


修学旅行。友人の計らいで予定どうり彼女と同じ班

問題は、彼女の事を好きな奴がいること

でも、

俺が不意に彼女に近づき話しかける

ほら、驚いて嬉しそう。

これをみて傷ついたあいつの顔、いいな。


今日が山場

「夜、少しいい?」

『う、ん。』

「来てくれてありがとう。」

『うん』

「…好きだ」

『!!』

「こんな俺でも良ければ付き合ってほしい、、です。」

『…喜んで。こちらこそ、私でよければ、お願いします』

「あぁ。ありがとう。」

ぎゅっ さりげなく手を繋ぐ

「明日は、このまま過ごしたい。なんて、な。」

『来てくれてありがとう。また明日。おやすみ』

「うん、おやすみ、いつき」


〜現在〜

また、行くか

「なぁ」

『へっ!』

「しよ」

『なに』

「をなんて言うわけないよな」

『んんっ』

強引に唇を塞ぐ

いつ聞いてもこの声だけは聞き慣れない

『い、つき、すき、んっ、//』

……チュッ

口をキスで塞ぐ

(そんな可愛いこと、いってんじゃねえよ、//)