「おやすみ」

『あ、うん。おやすみ』

私は、彼氏の悠季(ゆうき)と一応同棲している。

一応というのも、付き合った頃は彼から告白されたのもあって情熱的だった。

でも、今では、私を見る目は冷たくて、帰りが遅い日もしばしば

正直に不安をぶつけられないのは、捨てられるのが怖いから。

『はぁ。今日も言えなかったな〜』

プルルル プルルル

『あ、電話だ。えーっと、美結だ!』

『もしもし、美結?』

【もしもし、紗季(さき)さんですか?】

『あの、あなたは?』

【夜遅くにすいません。僕は、美結と付き合っている晴という者です。】

『そうでしたか。でも、なんで美結のケータイから?』

【実は、最近美結がそっけなくて、なにか聞いてませんか?】

『そういうことですか。特に聞いてませんよ。あ!でも、美結はすっごく照れ屋ななので嫉妬かも知れません』

【そうですか。ありがとうございます。参考になりました。お礼と言ってはなんですが、紗季さんは、お悩みありますか?いつでも相談に乗りますよ。】

『えっ』

【男の行動などで悩んでいらっしゃるのなら、お手伝い出来ると思います。】

『じゃあ、良いですか?』

【はい】

『最近、同棲している彼が、帰りが遅かったり、素っ気ないんです。私を見る目は冷たいし、もう、ダメなのかな』

【それは、】

「何話してんの?」

ガタン(ケータイを落とす)

『えっ、悠季、なんで』

【大丈夫ですか?】

「なにしてんのって聞いてんの」

【紗季さん】

「チッ」

バキッ(ケータイを踏み壊される)

『あ、』

「答えて。浮気でもしてんの?」

『ちがっ』

「じゃあ、何話してたか教えてよ」

『それは、、』

「答えないなら、」

ドンッ(押し倒す)

「身体にきかないとか、」

『やっ』

プチ プチ プチ プチ

何も無い空間に私を脱がす音だけが響く

「怖い?じゃあ、答えろ」

『っー』

彼の唇が肩に充てがわれ、どんどん下に降りていく

『んっ』

「そういえば、ココ敏感だったな」

そう言いへそ周りをゆっくりとなぞってく

『やだっゆうき』

「やじゃないでだろ。ほら、もうこんなに濡れてる」

一番敏感な所に舌があたり、激しく動かされる。

『んんっ、はぁっ』

「まだ答えないの?」

「ふーん。じゃあ、」

舌をなかにいれられて、蜜を吸われる。

指でもうひとつの性感帯を弄ばれる

『やっ、やだぁっ、ゆうきっ、怖いっ』

「じゃあ、言う?」

『言うっ、言うから』

指をすっと抜かれる。

「教えて。」

『う、ん。あの、最近悠季が帰りも遅いし、私に冷たい気がして、それを美結の彼氏に相談してたの。』

『もう、ダメなのかなって』

……スタッ

『悠季?』

悠季がどこかに行ってしまった。

戻ってきた

すっ

「これ、」

目の前には小さな箱、私の知る限りそれは

「指輪。あげようと思ってたんだ。」

「だけど、紗季を見ると、今すぐ抱き締めて襲いたくなって。バイトに集中出来なくなりそうで」

「不安にして本当にごめん。もう離さない。結婚しよう」

『うん!!悠季、こんな私だけどお願いします。』

『大好き。』

「俺も大好き否、愛してる」

「我慢出来ない、けど、もういいよね」

『んんんっ』



そのまま朝まで襲われました。