「光咲姫(みさき)、おやすみ」

『うん。玲緒(れお)おやすみ』

私は杉山光咲姫。大学生の22歳。

同棲している彼は川崎玲緒。社会人のバリバリのサラリーマンで専務にまで上り詰めたエリート中のエリート。でも、32歳と私と10歳差

同棲だって親に認めてもらうまで1年かかった。

なのに玲緒は、最近仕事が忙しいって言って構ってくれない。

『れ、お。さびしいよっ…』

私が一人で呟いた言葉は誰の耳にも届かないまま木霊して消えた。

スゥースゥー

ガチャッ

「光咲姫ごめんな。あと少しだから。」

ある日、玲緒が早く帰ってきた。

いつもは寝るのが12時なのに今日は10時

『玲緒、今日はどうしたの?』

「…」

『玲緒!?』

腕を引かれて寝室に連れていかれ、抱き締められる

「いつもゴメンな。一緒に寝れなくて」

『!ううん、いいの。私こそ我儘言ってごめんなさい』

「れ、お。さびしいよって?」

『へっ、!!なんで』

「聞いてたから?」

『カァー/////な、な。』

「本当にごめんな。好きだよ。」

ギュ

息が詰まるくらいキツく抱きしめられる

『私も、大好き』

「結婚しよう」

『えっ!!』

「その為に暫く仕事に専念してたんだ。いつでも休みを取るために」

「本当にごめんな。愛してる。」

『う、ん。ありがとう。宜しくお願いします。』

「良かった、。本当にありがとう」

「絶対に幸せにするから。」

『うん!!/////』

「あのさ、、/////」

『うん』

「子供はまだ、認めてもらうまで作らない。」

『う、ん。』

「でも、避妊はするから、良い?」

『、、。』

「愛したいんだ。他の奴には渡したくない。」

『っ、、。ぃぃ、ょ』

「え?」

『いいよ。、わ、私だって玲緒以外は嫌だ』

「ありがとう。愛してる、光咲姫」

『うん。愛してる。玲緒…//』

「チュッ」

『んんっ!んっはぁ』

『はっ、ひゃぅ』

「可愛いよ、光咲姫」

「もっと」

『んっ、はんっ』

朝が来るまで愛され尽くされた

でも、

『幸せ』

っていうのかな。

「愛してるよ」

まだまだ愛は尽きないみたい