「あや、起きてる?」

『んー。どぉしたの?』

「眠れなくて、」

『そっかぁ。ふわぁぁ』

「だからさ、」

『ん。』

「付き合って?」

『なにに?』

「わかんない?」

「こういうこと」

布団の中で私を抱きしめていた手を、

パジャマの中に入れてきた。

『ひゃぁっ』

「分かった?」

つーっと背中を指でなぞられる

『ゾクッ んーー。』

涙目になりながら口で声を必死に抑えて首を縦にふっている。

「好きだよ。」

『わたひもっ あっんっ』

「引っ掛かったな」

『ひゃめてっ』

「やだね。可愛いお前のせいだから」

「まだまだ夜は長いよ」

恥ずかしそうに頬を染める彼女に

容赦なく深いキスを落とした。