『分かった。
ありがとうね。』


〔いえいえ、気にせんとっておくれやす。
こん子を守りたいと思ったんはうちどすから。

ほんなら、うちはこれで。〕



優雅にお辞儀をしたウィンディーネは精霊界へと帰っていく。



「‥‥んっ」


「眞佳?」




ゆっくりと開かれた眞佳の目。



「ゅきにぃ?」


『まったく‥‥心配かけて。
大丈夫?』


「‥‥ぅん。楽になった」


『ウィンディーネにお礼いっときなよ?』


「そーする。」



ウィンディーネが来てたこと、気がついてたんだ。

流石。



『生徒会メンバーにはバラしたからね。』


「‥‥ん。あと、もぅ少しだったのにねぇー」