「危ない!!!!」



その声と同時に振り向くと俺たちの後ろにはさっきより少し小さいが、標準よりはでかいだろうマンティコア。

やられる‥‥っ



「旋空 烈火!!」



そんな声が聞こえたと同時に俺たちの目の前に躍り出るのは赤茶の髪。

尻尾で思い切り横腹を貫かれてる赤茶の髪…坂井。

それでも、印を結んだ手は緩めない。




「‥‥っ!!??」



マンティコアが焼かれ、倒れたのとほぼ同時に坂井がふらりと揺れる。



「眞佳!」



そう叫ぶ声が聞こえて眞雪が坂井を受け止める。