〔眞佳、神凪の者の前に現れてよかったのかい?〕


『構わないよ。声色変えてたからバレてないはずだしね。』


〔それならいいんだけどね。
眞雪の言う通り、あまり無理しない方がいいと思うんだがな。〕


『アポロンまでそんな事言うの?
別に無理なんてしてないよ。』



雪兄たちと別れてすぐ。
近くで控えてもらっていた太陽神 アポロンに話しかけられた。

アポロン。
厳密にいえばアポローン。

ヘーリオス(太陽)と同一視されることが多く太陽神として名を馳せているが本当は芸能・芸術の神である。
信託を授ける予言の神・病を払う治療神でもあるんだよ。

僕の契約神のひとり。

ちなみに、男神でオリュンポス十二神の一人。
強い神様だよ。

見た目は27歳くらいの青年。
実年齢、1,000を超えた時点で数えるのをやめたらしい。

服装は何故か会う度に違うから統一性なしだけど、とりあえずお洒落です。

なんで此処にいるかというとさっき、邪気を祓ってもらったんだ。